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歯周ポケットが深く、12ミリ以上あった
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プローベをポケット内に入れ、レントゲン撮影
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フラップを開き、骨が吸収しているのが確認できる。
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左下7番の頬側の中央部に深いポケット(歯と歯茎との隙間)が存在する。
スケーリングやルートプレーニング・根管治療終了後に再度評価するも根分岐部に病変が存在し、骨吸収が改善されていない。
患者様と相談した結果、麻酔下にてフラップ(歯肉弁)を開き、肉眼で確認できる状態で根分岐部内の歯石を除去。
不良肉芽を徹底的に掻爬し、エナメルプロジェクション(エナメル質の一部が根分岐部に飛び出したエナメル質の形態異常)を削り取り、
欠損した部分に対してエムドゲイン・骨補填材を填入、吸収性メンブレン(バリア膜)を設置し、フラップを吸収性スーチャー(縫合糸)にて縫合。
といった手順で再生療法を行っていきました。
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根分岐部(歯の股になっている部分)内を丁寧に掻爬し、
原因と考えられるエナメルプロジェクション
(エナメル質が突起状になり、分岐部の中に深く侵入している部分のこと)を削り取り、
欠損部に骨補填材を填入後にバリアメンブレンを設置した状態の写真です。
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術後 約10ヶ月、メタルボンド装着後にポケットの深さを確認。
Biologic Width(生物学的幅径)が確立されており、
プロービング値も1ミリ以下,生理的動揺もあった。
(健康な歯には生理的動揺が存在する)
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レントゲン撮影
病変もなくなり、骨の再生や歯根膜腔も確認でき予後良好と思われる。
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